X1900XTX 水冷化①





装着図: 廃人向け内径1/2インチ極太チューブ
(性能はすごいが、取り扱いは至難)

★それは大事故から始まった

ゴリゴリっ
久しぶりの全面組み換えで気合は入れていたつもりでしたが、やはり慣れてるつもりでやってるとミスと言うのは起こるもので…。うちのエースマザーボードDFI LP UT NF4 SLI-DR Expertを、
コア欠け一発昇天
させてしまいました。

うちでこれが起こりやすいのは、水冷用チューブが内径1/2インチの極太チューブという点が一番の要因です、(本当は私のテキトウな性格が一番です。)
取り回そうとして曲げるだけで、固定部位にかなりの応力がかかります。
なんで使うかって?

そりゃぁ、1にも2にも性能です。
単純に断面積と水流抵抗が反比例すると考えると
熱の伝達が流量に単純に比例するわけではありませんが、
1mmの細管で同じポンプを使って、同じ効率の水冷システムは無理だと言うことは想像して頂けるでしょう。 というわけでヘッド以外での圧損の少ないシステムを比較的容易に構築できるのが、太いチューブの最大の利点です。
(初心者の方は太いと流れやすい程度に考えてください)


===ついでにヘッド付近での効率の話===
・ヘッド付近における最悪の条件は
流量が少なく、水分子とヘッドとの接触頻度が低い
なんの引っかかりも無いヘッドで、ゆっくり流れて界面付近の水温だけが上昇し、温度勾配が無くなって熱が伝達されない状態。

・最良の条件は、
ヘッドで効果的な乱流が発生して水分子に熱を伝達し、熱の伝達された分子が速やかに流れ去ることで内部での温度勾配が急峻に保たれる状態。


①1/2インチチューブ DengerDenなど
 12.25^2 =162.5mm2 (コレを100%とすると) 
 大流量のポンプの性能を生かせます。

②innovatec標準品採用の内径9mmチューブ
 9^2   =81mm2 (49.8%)
 平均的にバランスのいい性能です。

③aquacomputer標準品の内径6mmチューブ
 6^2   =36mm2 (22.1%)
低速でもパワーのあるポンプには向いてます。
CPUヘッドは熱を効果的に奪う乱流を作り出す秀逸なものも多いと思います。


取り回しを考えると②③が圧倒的に良いのですが、
①の性能に慣れると、③まで戻る気になかなかなれません。

しかし、①にはおもに下記の欠点があります
・いろんな意味で曲げにくい(今回のように壊す原因)
・スグ漏れる(致命的です)
 ②③の調子で、繋いだまま移動させたりするのは極めて危険です。
 ホースバンドなしでも最初は漏れません確実に繋がってるように感じます。
 しかし、チューブが数ヶ月で応力緩和してきた状態で動かしたら確実に漏れます。
 これから水冷を始められる方には、バランスの良い②をお薦めします。

★ X1900XTXに使用するWaterBlock
さて本題です
今回採用したのはAlphaCoolのX1800シリーズ用です
 いつもお世話になっていいる
 CoolingLabで購入しました。

X1800シリーズ用ということで、ねじ穴等が変わっていたらアウトだったのですがそこはヒトバシラの私としては、「最悪ネジ穴を開けたる」という覚悟で逝きました。

で、WaterBlockを良く見てみると、


・合うネジ穴は、コアを囲む4個しかありません。
 一番大事なところは合うということなので、最低限はクリアです
・接触面はまっ平です
 GPUのコア平面と、メモリ平面の高さ方向の差は、PCBの歪が0として
 1.3mm程度あります。
 つまり、コアにブロック面を一致させると、メモリは1.3mmも浮くということです。これを埋めるために、熱伝導シップ薬(ゲルシート)が付属しています。が位置決めも自分でやらなければならないという、至ってゾンザイなつくりです。
 廃人としては、μmオーダーでメカ精度の出たヘッドがもちろん嬉しいのですが、このヘッド話によると、7800シリーズとも共通らしく…。それだけ汎用性をもたせるためならしょうがないというところでしょう。
 それと、コアと並ぶ最大の熱源の電源レギュレータ部の冷却部がないのがちょと悩みどころです。部品自体は熱に弱いものではないのですが、
 うちでは、暫定的にSLI用のFANを、貼ってみました(いかにもテキトウ)
 
★ はたしてその効果は?
7800GTXでもアイドル時45℃、負荷時65℃とかでしたが、
X1900XTXはそれをはるかに超える80℃ともいわれてます。
はたして効果のほどは…
 


某所から拾ってきた
X1900XTの CCC画面
63℃でアイドル時か?
なんてことは無いよね…。

水冷化後アイドル時

アイドル20℃ ラジエータ付近が10~12℃くらい(外気温)でしたからまぁ十分な性能が出ていると言えます。
オーバードライブの最適周波数検出でも、当然上限まで完全動作しました。(nVidiaと違って、上限がある)オーバークロックの性能はかなり上がってるはずですが、現状簡易なOCツールがありませんので、BIOSごと書き換えるくらいしか手がありません。まぁ、しばらくは、ATItool(Omega)待ちすることにします。

★CPUだけ軽くOCしたベンチ


CPU Athlon FX-60 280MHzx11 3080MHz @1.56V
MB  DFI LP NF4 SLI-DR
MEM TeamEXTREME DDR500 (TCCD)  2.5-3-3-5 280MHz
POW Zippy 600GE
あとは随時更新していきます

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